こんにちは!えむ (@shukyu_jika)です。
磐田の堅い守備を前に引き分けとなった鹿島。
川崎が勝ったため、直前まで手繰り寄せた優勝を逃しました。
それでは、フォーメーションと得点状況を中心にこの試合を振り返っていきたいと思います。
目次
フォーメーション&スタメン
フォーメーション
ジュビロ磐田 スタメン
システム 3-4-2-1
GK 21 カミンスキー
DF 41 高橋祥平 3 大井健太郎 35 森下俊
MF 24 小川大貴 40 川辺駿 8 ムサエフ 13 宮崎智彦 10 中村俊輔 15 アダイウトン
FW 20 川又堅碁
鹿島アントラーズ スタメン
システム 4-4-2
GK 21 曽ケ端準
DF 22 西大伍 5 植田直通 3 昌子源 16 山本脩斗
MF 20 三竿健斗 4 レオ・シルバ 25 遠藤康 11 レアンドロ
FW 33 金崎夢生 8 土居聖真
前半
【鹿島】痛すぎる西の負傷交代
14分 OUT:22 西大伍 → IN:24 伊東幸敏
ディフェンス時にアダイウトンと接触し、膝を負傷した様子の西が続行不可能で伊東と交代。
西は続けたかったようですが、こればかりは仕方がありません。
しかし、鹿島としては貴重なボールの置き所を失ってしまい、この後の試合展開を難しくしてしまいました。
緊張からパスミスを多発し磐田にペースを握られる
ボランチの三竿健斗、レオ・シルバがボールに絡めず、パスミスをしてしまうなど、いつもと様子が違いました。
若い三竿健斗はともかく、百戦錬磨のレオ・シルバでさえも空気に飲まれてしまったのは意外でした。
鹿島のミスからチャンスを作っていた磐田ですが、サイドに川又を走らせて、そこに向かってロングボールを蹴るシンプルなゲームプランのようで、これが上手くハマっていました。
中村俊輔に自由を与えてしまう
前回ホームで戦ったときも、中村俊輔にしてやられたわけですが、今節でも自由にプレーさせてしまいました。
彼ほどのプレイヤーですから、自由を与えれば危険なのは明白です。
ボランチの位置まで下りてボールを捌いては、左右に顔出しボールを受けてチャンスメイクする姿はさすがでした。
数多くあったCKと、絶好の位置でのFKが決まらなくて助かりました。
唯一の決定機はファール
ほとんど決定的なチャンスがない鹿島に決定機が訪れます。
CKを植田が合わせて、ゴールが決まったように見えましたが、後ろにいた昌子のファール。
試合後の昌子のコメントによると審判もきちんと確認できていないようでした。
試合後、「何のファウルか分からなかった」とぶ然として振り返る昌子は「審判に誰がファウル?と聞いたら、『昌子か植田のどっちか』って言われましたよ」とグラウンド上でのやりとりを明かした。
このゴールは認められませんでしたが、前半に決定的なチャンスがこの1本だけだったというところも問題でした。
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後半
【磐田】負傷交代か?上原を投入
46分 OUT:13 宮崎智彦 → IN:30 上原力也
前半に負傷した様子だった宮崎が交代となり、上原が入りました。
1点が遠い鹿島
後半はスペースが空いてきたこともあり、徐々にチャンスを作れるようになった鹿島ですが、攻め急いでし、判断が遅れたりして効果的に攻める事ができません。
この試合展開では狭いスペースを打開できる安部の投入を期待したのですが、大岩監督は76分まで動きませんでした。
【鹿島】やっと手を打った大岩監督【磐田】運動量キープと疲労で2人交代
76分 OUT:25 遠藤康 → IN:9 鈴木優磨
82分 OUT:8 土居聖真 → IN:7 ペドロ・ジュニオール
残り15分を切ったところで、鈴木、ペドロ・ジュニオールを投入しました。
左サイドに鈴木を張らせてロングボールを入れる作戦にシフト。鈴木を投入したところまではよかったです。
しかし、ケガ明け以降は結果を残せていないペドロ・ジュニオールの投入は疑問でした。この状況を得意としている安部が控えている状態で、なぜ安部を投入しなかったのか。
非常にもったいない采配でした。
76分 OUT:8 ムサエフ → IN:14 松本昌也
84分 OUT:40 川辺駿 → IN:11 松浦拓弥ル
運動量が落ちてきたムサエフを下げて、松本を投入。松本をサイドに出して上原を中に入れました。
続いて足がつった川辺を下げて、松浦を投入しました。
試合終了 ジュビロ磐田 0-0 鹿島アントラーズ
最後の最後で2位に終わった鹿島
ほぼ手中に収めていた優勝は自らの引き分けによってなくなりました。
柏に1点取れていれば、磐田に1点取れていれば…。たらればはつきません。
最終的に1番上にいなければ優勝はありません。残念です。
メンタルの弱さが見えた選手たち
鹿島というチームにいても数多くのリーグ優勝を主要メンバーとして経験したのは曽ヶ端、小笠原ぐらい。(遠藤もいますが…)
この大切な試合で浮き足立っている選手がいたのは、素晴らしい選手でも、優勝という重圧で精彩を欠いてしまうということなのでしょう。
試合経験が豊富なレオ・シルバや、ペドロジュニオールでも、躍起になってボールを持ちすぎてしまう場面を見て、優勝の重圧を痛感しました。
このような大一番こそ小笠原満男が必要だったのではないでしょうか。
泣くな三竿健斗!
試合が終わったあと、三竿健斗は人目もはばからず号泣していました。
この試合では緊張からか、パスミスをする場面もありました。
しかし、攻め一辺倒になった終盤、自陣に残ってボールを奪い続けていたのは三竿健斗です。
彼がいなければ、ここまでは来られなかった。この悔しさを来年に生かして欲しいと思います。
ありがとう!健斗!
今シーズンの総括はいかに…
今シーズンはDAZNマネーが入る一番大切なシーズンでした。フロントも4冠を宣言してスタートしたシーズンだったにもかかわらず、1冠も取れなかった。
この総括は鈴木満さんがきちんとおこなってくれるのではないでしょうか。
私たちは大人しく来シーズンを待ちましょう!
今シーズンもお疲れ様でした!
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