こんにちは!えむ (@shukyu_jika)です。
まさかの2試合連続4-2で勝つとは…。
トーナメントですから勝つことが一番大切ですが、安易なプレーが失点につながっているように感じます。
残り2冠を取るために、失点はゼロに抑えてほしいですね!
それでは、フォーメーションと得点状況を中心にこの試合を振り返っていきたいと思います。
目次
フォーメーション&スタメン
フォーメーション
浦和レッズ スタメン
システム:4-1-4-1
GK 25 榎本 哲也
DF 46 森脇良太 6 遠藤航 22 阿部勇樹 5 槙野智章
MF 16 青木拓矢 18 駒井善成 15 長澤和輝 9 武藤雄樹 13 高木俊幸
FW 21 ズラタン
鹿島アントラーズ スタメン
システム:4-4-2
GK 21 曽ケ端準
DF 24 伊東幸敏 5 植田直通 3 昌子源 16 山本脩斗
MF 40 小笠原満男 4 レオ・シルバ 13 中村充孝 11 レアンドロ
FW 33 金崎夢生 8 土居聖真
前半
【鹿島/ゴール】浦和のDFラインの背後を取った鹿島が先制
7分 金崎夢生
開始早々にピンチを招いた鹿島でしたが、その後すぐ先制します。
浦和の選手がある程度攻め残っていた状態でレオ・シルバから土居にパス。
このパスが通った時点で中村が槙野の裏にランニング。
その動きを土居が見逃さずにスルーパス。
スルーパスを受けた中村はドリブルでキーパーと1対1まで持ちこみ、並走してきた金崎にプレゼントパス。
金崎が難なく決めました。
後ろ向きの体制から前方斜めにパスを通せるレオ・シルバ。
反転からの絶妙スルーパスの土居。
虎視眈々と槙野の背後を取る中村。
1対1を2対1すべくランニングする金崎。
各自の良さが出た1点でした。
ボランチの守備がハマらない鹿島と窮屈そうな浦和・武藤
前半早々に先制した鹿島でしたが、その後は防戦一方に…。
ボランチに入った小笠原、レオ・シルバはどちらもアンカータイプでは無いため、バイタルの管理が甘かった印象があります。
この状態を見ると三竿健がいかにバランスを取ってくれていたか分かります。
浦和は長澤がバイタルからハーフラインまでを上手く使ってボールを受けていたのに対し、中で窮屈そうにしていた武藤がもったいなかったですね。
スポンサーリンク
後半
【鹿島/ゴール】レアンドロがPKを誘発 金崎が決めて追加点
51分 金崎夢生(PK)
後半も開始早々に鹿島が得点します。
金崎からペナ前にいた中村にパス。
中村は遠藤航を背負いながらスルー。
スルーを感じていた土居から動きなおした中村にパス。
中村は大外から森脇の背後を突いたレアンドロにパス。
レアンドロと飛び出した榎本が交錯し、PKの判定。このPKを金崎が決めて追加点。
ゲームを見ているようなキレイな得点でした。
中村のスルー→土居の落とし→中村の縦パスへの流れがとてもよかったです。
【浦和】矢島を投入し、武藤をサイドへ【鹿島】体調不良の金崎を下げて鈴木を投入
58分 OUT:13 高木俊幸 → IN:39 矢島慎也
2失点した浦和は高木を下げて矢島を投入します。矢島が中に入り、武藤がサイドへ。
58分 OUT:33 金崎夢生 → IN:9 鈴木優磨
鹿島は金崎を下げて鈴木を投入。
次のリークも見据えての交代かと思いましたが、田中滋さんの大岩監督インタビュー記事によると体調不良だったそうです。
参考:GELマガ
【浦和/ゴール】CKの流れからズラタンが決める
59分 ズラタン
選手交代直後、浦和がCKの流れから1点を返します。
矢島が蹴ったCKは曽ケ端がパンチングするも武藤が上手く体を寄せていた為、あまり距離が出ず、ボールは槙野へ。
槙野から森脇へ渡ったボールは中央のズラタンへ。
ズラタンは若干スペースがあるのを感じてワントップからシュート。
ここで冷静にワントラップ出来るのは大きいですね。
鹿島はこの試合でずっと続いていたふわふわ感がついに失点につながってしまいました。
【浦和】興梠を投入し同点を目指す
66分 OUT:21 スラタン → IN:30 興梠慎三
1点差となった浦和はズラタンを下げて、興梠を投入。
【浦和/ゴール】遠藤のクロスをフリーの武藤が決めて同点
69分 武藤雄樹[
カウンターで長澤が自陣からドリブル。高い位置を取っていた昌子が一発に取りに行くが抜かれ、右サイドを上がってきた遠藤航にパス。
遠藤航にはレオ・シルバが寄せに行くが間に合わず、クロスが入る。
ニアに入ってきた矢島には植田、ファーに流れてきた興梠には伊東が対応、
しかし、大外に走りこんできた武藤には誰もマークがおらず、クロスを受けた武藤に曽ケ端の股を抜いたシュートを決められる。
リーグの新潟線1失点目と同じようなパターンでした。
【鹿島/ゴール】スローインからキレイな流れで決めた鹿島が浦和を突き放す
74分 中村充孝
スローインからの流れで鹿島が得点。
右サイドで伊東のスローイン。
ふらーっと近寄ってきたレオ・シルバにボールが入ると、そのままヒールで後ろの土居にパス。
(このタイミングでは一気に浦和の3人がレオ・シルバに気を取られていた。)
土居は中央でフリーになった中村へパス。
中村はゴール左を狙いシュート。榎本が触ってポストに当たったボールはそのままゴール。
こういう時のレオ・シルバは上手いですね。このゴールもキレイでした。
【浦和】オナイウを投入し攻勢に出る【鹿島】永木を入れて中盤の強度を上げる
80分 OUT:18 駒井善成 → IN:19 オナイウ阿道
再びリードされた浦和は駒井を下げて、オナイウを投入。同点に追いつくぞ!というメッセージですね。
81分 OUT:40 小笠原満男 → IN:6 永木亮太
一方の鹿島は中盤での運動量を増やすため、小笠原を下げて、永木を投入します。
守備を念頭においていると思いますが、攻守にハードワークできる永木を入れることで、中盤での優位を保ちたいですね。
【鹿島】安部を投入 短い時間でひと仕事できるか
87分 OUT:13 中村充孝 → IN:30 安部裕葵
同点に追いつくべく勢いを増す浦和相手に鹿島が選手交代。中村を下げて、安部を投入します。
チャンスがあれば決めてこいというメッセージでしょうか。
【鹿島/ゴール】鹿島のロングカウンター 安部のクロスから土居が決めて勝負あり
90分 土居聖真
鹿島がロングカウンターから追加点。
自陣から一気にドリブルでペナ手前までボールを運んだ安部。
中央にいたレアンドロがダイアゴナルに動き、遠藤航を引き連れる。
そのスペースに入ってきた土居に安部からクロスが入り、土居のヘッドで鹿島4点目。
安部の速いドリブルとクロス、レアンドロのスペースメイク、空けたスペースにきっちり入る土居。
試合を決める1点になりました。
試合終了 浦和レッズ 2-4 鹿島アントラーズ
後半はゴールが5つも入る派手な試合になりました。
1失点目はやむを得ないにしても2失点目が新潟戦の失点と同じようなパターンというのはいささか不安です。
しかし、キレイに崩して4点取れたのは大きいです。
コンディションが落ち気味だと思われた土居、中村が活躍してくれた事も今度に期待ができますね。
NEXT 第97回 天皇杯 準々決勝 ヴィッセル神戸 VS 鹿島アントラーズ レビュー