昌子源選手は2011年に米子北高校を卒業し、鹿島アントラーズに加入した。
加入2年目からカップ戦を中心にチャンスを得て徐々に成長し、日本代表まで上り詰めた努力の人だ。明るい性格でサポーターを楽しませてきた。
この記事では、昌子源選手のこれまでのキャリアや、プレースタイルを紹介する。
目次
昌子源選手のプロフィール
View this post on Instagram
- 名前:昌子 源(しょうじ げん)
- ポジション:DF
- 身長/体重:182cm / 74kg
- 生年月日:1992/12/11
- 利き足:右
昌子源選手のキャリア(経歴・所属クラブ)
[timeline title=”昌子源選手のキャリア”]
[ti label=”” title=”ガンバ大阪ジュニアユース”]
ガンバ大阪ジュニアユースに所属。
当時はFWとしてプレーしていたが、チームには宇佐美貴史(現・デュッセルドルフ/ドイツ)がおり、なかなか試合に出場できなかった。
昌子選手は、宇佐美貴史選手に一生かなわないと思ったと語っている。
挫折した昌子は中学2年途中からサッカーと距離を置く。
[/ti]
[ti label=”2008~2011″ title=”米子北高校”]
練習参加した米子北高校に進学。
当初はFWとしてプレーしていた。
1年生のときに行ったガイナーレ鳥取との練習試合でたまたまセンターバックとしてプレーしたところ、外国籍選手相手に一歩も引かないプレーを見せ、FWからセンターバックにコンバートされた。
徐々に実力をつけた昌子選手は年代別代表にも招集されるようになった。
[/ti]
[ti label=”2011~2018″ title=”鹿島アントラーズ”]
鹿島アントラーズに加入。
同期はプラチナ世代の星・柴崎岳選手(現・ヘタフェCF)、土居聖真選手(鹿島アントラーズ)、梅鉢貴秀選手(現・ツエーゲン金沢)。
加入2年目の2012シーズンにナビスコ杯(当時)や天皇杯で出番を得ると、ナビスコ杯決勝のスタメンに抜擢される。
当時のジョルジーニョ監督は対面の大前元紀選手(清水エスパルス/現・大宮アルディージャ)をマンマークするために、昌子選手を左サイドバックとして起用した。
昌子選手はタスクを完遂して、鹿島の優勝に貢献した。
翌年の2013シーズンはトニーニョ・セレーゾ監督に代わり、出番を減らしたものの、2014シーズンからはレギュラーを確保、日本代表にも選出された。
2016シーズンには鹿島の中心選手として、クラブW杯で世界の強豪クラブ相手に互角のプレーを見せ、さらに評価を高めた。
2017シーズンからは選手会長を務め、小笠原満男氏(現・鹿島アントラーズアカデミーアドバイザー)不在時にはゲームキャプテンを務めた。
2018シーズン途中に行われたW杯に日本代表として出場。
レギュラー組唯一の国内リーグ所属選手だった。
この活躍で海外クラブからオファーが舞い込み、本人も移籍に前向きだった。
しかし、チームメイトの植田直通選手(現・セルクル・ブルージュ)の移籍もあり、チームは慰留。
昌子選手もチームの思いに応えて残留し、鹿島アントラーズ初となるACLタイトル獲得に貢献した。
[/ti]
[ti label=”2019~” title=”トゥールーズFC”]
2018夏に一度オファーを蹴ったトゥールーズFC(フランス)から再度オファーが届き、移籍を決断する。
背番号3を用意され、加入直後からレギュラーとして起用されている。
[/ti]
[/timeline]
スポンサーリンク
昌子源選手のプレースタイル
メインのポジションはセンターバック。
左サイドバックとして起用された試合も数試合ある。
センターバックに必要な能力を全て備えた万能型センターバックで、ディフェンスリーダーとしてキャプテンシーを発揮している。
抜群のカバーリング
昌子源選手はカバーリングを得意としており、絶体絶命の場面でもスピードと頭脳を活かしたプレーでチームを救う。
状況判断能力も高く、相手チームの選手のやりたいプレーを予測して守備することができる。
例えば、あえてスライディングし、シュートコースを限定することでキーパーが守りやすくするなどの判断を、瞬時に行える。
粘り強い守備
大型FWにキープされてもボールを奪取したり、ドリブラーに仕掛けられても突破を許さない、粘り強い守備も昌子源選手の特徴だ。
相手選手がドリブルやキープをしている場面でタイミング良く足を出し、ボールを絡め取る。
1人でボールを奪い切れるため、相手選手と数的同数になっても守り切るシーンもある。
数多く発せられるコーチング
昌子源選手はコーチングも得意としている。
周囲の選手にポジショニングを指示するのはディフェンスリーダーとして必要な能力だ。
味方を動かすことで、強固なディフェンスを保ち、ボールを奪うことができる。
ビルドアップにも積極的に取り組んでいる
継続して日本代表に呼ばれるようになってから、徐々にビルドアップ能力もアップしている。
積極的に縦パスを通したり、低い位置からボールを運んだりする場面が見られる。
まとめ
- 粘り強い守備やコーチング、カバーリングなど総合力の高いセンターバック
- ディフェンスリーダーとしての素質もある
- ビルドアップにも積極的に取り組んでいる
昌子源選手は総合力の高いセンターバックだ。
基本的な技術レベルも高いが、将来のビジョンを持って、さらにレベルアップするための努力も続けている。
ビルドアップのチャレンジも今後精度が上がってくれば大きな武器になるはずだ。
フィジカルの強いFW相手の競り合いには、改善の余地が残されている。
昌子選手が考える力を生かして、海外でもディフェンスリーダーとして活躍する姿を楽しみにしている。