こんにちは!えむ (@shukyu_jika)です。
アディショナルタイムに同点に追いつかれ、PKで敗北した鹿島。
残念な結果になりましたが、フォーメーションと得点状況を中心にこの試合を振り返っていきたいと思います。
目次
フォーメーション&スタメン
フォーメーション
ヴィッセル神戸 スタメン
システム 4-4-1-1
GK 18 キム スンギュ
DF 34 藤谷壮 5 岩波拓也 3 渡部博文 24 三原雅俊
MF 16 高橋秀人 14 藤田直之 13 小川慶治朗 19 渡邉千真
FW 10 ルーカス・ポドルスキ 33 大槻周平
鹿島アントラーズ スタメン
システム 4-4-2
GK 1 クォン・スンテ
DF 24 伊東幸敏 17 ブエノ 3 昌子源 16 山本脩斗
MF 6 永木亮太 40 小笠原満男 25 遠藤康 8 土居聖真
FW 9 鈴木優磨 7 ペドロ・ジュニオール
前半
存在感を見せる遠藤康
ケガもあり、ひさびさのスタメンとなった遠藤。
前半はボールと収めどころとしてだけではなく、下がってきてチャンスにつながるスルーパス、サイドチェンジなど遠藤らしいプレーを披露。
守備の場面では、ペナルティーエリア内で気迫あふれるスライディングでボールをカットするなど気持ちを見せ、チームを引っ張る気概を感じました。
調子の上がらないFW陣
ケガ明けから試合には出ていますが、調子の上がらないペドロ。
前半も遠藤からのスルーパスを受けてGKと1対1のチャンスがありましたが、シュートは枠外へ。
鈴木もCKからヘッドでゴールを狙いますが、決まらず。
今日は金崎がベンチ外ですから、2人とも結果を出してアピールして欲しいところなのですが…。
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後半
小笠原満男が縦パスでチャンス作る
後半から小笠原がチャンスにつながる縦パスを2本出していました。
裏を走る伊東に出した縦パスはここしかない絶妙なコースを狙ったパス。
レオ・シルバは斜めのパスに特徴がありますが、小笠原はこの縦パスが出せるのが強みですね。
【鹿島/ゴール】CKの流れから昌子源がゴールを決める
63分 昌子源
遠藤が蹴ったCKをキム・スンギュがパンチング。
このクリアボールを小笠原が回収し、右大外でフリーになっていた昌子へ浮き球のパス。
昌子は上手くコントロールし、シュート。
このシュートがキム・スンギュの股下を抜けてゴール。
ここそというときの小笠原の集中力はすごいですね。
落ち着いて浮き球をコントロールした昌子もお見事でした。
【神戸】ニウトンと大森を投入し中盤の構成を変える
66分 OUT:16 高橋秀人 → IN:7 ニウトン
67分 OUT:33 大槻周平 → IN:29 大森晃太郎
神戸はJリーグ屈指のボランチであるニウトンと、自力でも勝負ができる大森を投入。
両チーム決定機を作るも決めきれず
鹿島はペドロに2回決定機がありましたが、シュートはどちらもキーパー正面で決まらず。
遠藤の素晴らしいスルーパスに抜け出した場面は決めてほしかったですね。
ペドロが続けざまにシュートを外しているところを見ると、やはりコンディションが整っていないように感じます。
その合間に神戸にもチャンスがありました。
CKから渡部博文が完璧に合わせたヘディングが決まったかに見えましたが、遠藤が胸でブロック。
鹿島はなんとか失点を回避ました。ありがとうヤス!
【鹿島】ボールを持てる西を投入 試合を終わらせに入ったか
79分 OUT:8 土居聖真 → IN:22 西大伍
鹿島は土居を下げて、西を投入。ボールを持てる西が入ることで、試合もコントロールしやすくなるのではないでしょうか?
守備面も考慮されての投入と言えそうです。
【神戸】ハーフナーをいれてパワープレイか?【鹿島】中村と三竿健斗を投入し逃げ切りを狙う
83分 OUT:19 渡邉千真 → IN:9 ハーフナー・マイク
神戸はパワープレー要因としてハーフナーを投入。
鹿島としてはクロスの上げられないように対処したいですね。
83分 OUT:25 遠藤康 → IN:13 中村充孝
89分 OUT:7 ペドロ・ジュニオール → IN:20 三竿健斗
鹿島は遠藤を下げて、ボールキープもできる中村を投入。
続けてペドロを下げて、守備固め要因として三竿も投入し、完全に逃げ切りに入りました。
【神戸/ゴール】鹿島まさかの失点 アディショナルタイムにハーフナーのゴールで同点
90+4分 ハーフナー・マイク
アディショナルタイムに中村が、神戸のペナルティーエリア内でドリブルを仕掛け、ボールをロスト。
そのボールをキム・スンギュが素早くハーフナーへフィードします。
ハーフナーが競り勝ったボールをポドルスキが回収。
①ポドルスキは大森とパス交換したのちに、ドリブルで鹿島のペナルティーエリアに侵入し、シュート性のクロスを入れる。
②ハーフナーはブエノの前にポジションを取り、ポドルスキのクロスから冷静にシュートを決めた。
この失点により、試合は延長に突入します。
延長前後半
なぜかハーフナーを使わない神戸
同点弾を決めたハーフナーですが、鹿島にとっては抑えるのが難しいぐらいボールを収めていました。
これほど起点になれるハーフナーがいるのであれば、ハーフナー目がけてロングボールを入れてもよさそうなものですが、神戸はあまりロングボールを使いません。
鹿島としては助かったのですが、私としてはもったいないなーと感じました。
再三の決定機を生かせない鹿島
延長前半に永木のクロスから西のゴールが決まったかに見えましたが、オフサイドのジャッジ。
延長後半には山本からの低いクロスに鈴木がボレーで合わせたものの、ミートせず。
山本は延長終わりまでかなりスプリントしていましたので、鈴木には決めて欲しかった…。
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PK
PKの末、鹿島は敗戦。
試合終了 ヴィッセル神戸 1- 1 (5-4) 鹿島アントラーズ
チャンスで決められなかったFW陣
先発したペドロと鈴木はチャンスをもらいながらも、結果が出せず。
どちらも決定機があっただけに、どれか1本でも決まっていれば違った展開になっていました。
少ないチャンスを生かさないと金崎、土居のツートップからスタメンを奪うのは難しいでしょう。
「鹿島る」ことを選択しなかった
後半アディショナルタイムに時間を使わず仕掛けにいった中村ですが、結果的にボールを失い、そこから失点までいってしまいました。
「鹿島る」とまで呼ばれた時間稼ぎが出来なかったのはなぜなのか。
1点を争う試合展開は本来鹿島が一番得意としているところです。うまく時間を使って試合を終わらせることができたはずです。
そのためにキープ力に優れた中村をいれたのではないでしょうか。
試合終盤の鹿島DF陣がハーフナーに手を焼いている状態でした。それにもかかわらず、中村が安易に仕掛け、神戸にボールを渡したことには納得できませんでした。
これにより天皇杯も失った鹿島は、リーグを連覇しかありません!切り替えて頑張ろう!
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