コラム

【2021/1/18更新】鹿島アントラーズの移籍情報まとめ 2021シーズン【新加入・補強】

鹿島アントラーズの移籍情報まとめ 2021シーズン【新加入・補強】

【2021/1/18更新】

2020シーズンのJリーグは新型コロナウィルス(COVID-19)の影響を受けた。鹿島アントラーズも例外ではなく、チーム内に感染者が出た影響で一時はメンバーのやりくりに苦慮したが、なんとかシーズンを終えることができた。

新監督ザーゴに率いられたチームはACLプレーオフで敗退。
リーグ戦も連敗スタートとなり、《新しい鹿島》の船出は順調ではなかった。

そこから徐々にチーム戦術が浸透、リーグ戦では追い上げを見せたものの、5位でフィニッシュ。来季のACL出場権を逃した。

ザーゴの起用を見るとサッカーに合う選手、合わない選手が少しずつ見えてくる。
最終節で犬飼智也がサポーターに語った「タイトルを取る」を現実にするために選手の入れ替えは起こるだろう。

この記事では2021シーズンに向けての鹿島アントラーズの選手動向をまとめている。

GK ゴールキーパー

所属選手

GK 1 クォン・スンテ
GK 21 曽ケ端 準 ※OUT(引退)
GK 31 沖 悠哉
GK 38 山田 大樹
GK — 早川 友基 ※IN (明治大学から加入)

ポイント

新守護神・沖悠哉

ユースからトップに昇格して3年目の沖はチャンスをものにしてスタメンをガッチリキープした。

正確なキックはチームの新たな武器となっており、2020年末にはU-23日本代表のトレーニングキャンプにも招集された。

2021シーズンは正GKとしての活躍が期待される。

レジェンド・曽ヶ端準の引退

1998年に鹿島ユースから昇格後、ずっとチームを支えてきた曽ヶ端が引退を発表した。
2017シーズンにはスンテが加入し、正GKの座が危ぶまれたものの、結局は曽ヶ端がスタメンを譲らなかった。
2018シーズンからはスンテ、2020シーズンには沖がスタメンに定着すると出場機会が減少。特にこのシーズンは第3,4GKとなることもあった。
引退しても後世に語り継がれるレジェンドであることは疑いようがない。長い間鹿島アントラーズのゴールマウスを守り続けてくれてありがとう!

DF ディフェンダー

所属選手

DF   3 奈良 竜樹 ※OUT(アビスパ福岡にレンタル移籍/2021シーズンまで)
DF   5 杉岡 大暉
DF 14 永戸 勝也
DF 16 山本 脩斗  ※OUT(湘南ベルマーレへ完全移籍)
DF 22 広瀬 陸斗
DF 24 伊東 幸敏 ※OUT(ジェフユナイテッド市原・千葉へ完全移籍)
DF 28 町田 浩樹
DF 33 関川 郁万
DF 39 犬飼 智也
DF — 常本 佳吾 ※IN (明治大学から加入)
DF — 林 尚輝 ※IN (大阪体育大学から加入)

レンタル中

DF — 小田 逸稀  ※町田ゼルビアにレンタル(2020シーズン)→ジェフユナイテッド市原・千葉にレンタル(2021シーズン)
DF — ブエノ  ※アトレチコ・ミネイロ(ブラジル)にレンタル中
DF — 佐々木 翔悟 ※いわてグルージャ盛岡へのレンタル延長(2021シーズンまで)

ポイント

センターバック・犬飼の相棒は誰?

2020シーズンは犬飼がディフェンスラインの軸となった。
運ぶドリブル、前線に落とすボールなどザーゴが求めるセンターバック像を体現した存在だった。(シーズン終わりには無回転FKも蹴っていた)
犬飼の良さはプレーだけではなく、常に新しいことにチャレンジすることだ。2021シーズンも怪我がなければ主軸となるのは間違いない。

犬飼の相棒は誰が務めるのか。
2020シーズンは町田と関川が抜きつ抜かれつでスタメン起用された。奈良は離脱期間もあり、ポジションを取るには至らなかった。
奈良はアビスパ福岡へのレンタルとなったため、犬飼・町田・関川・林の4人でCBをまわすことになりそうだ。

右サイドバック・広瀬と小泉の間に常本は割って入れるか

右サイドバックは2020シーズン序盤から広瀬がスタメン起用されていた。しかし、広瀬が負傷離脱すると小泉が台頭する。激しい寄せと運動量の多さを生かして広瀬の穴を埋める以上の活躍を見せた。

伊東は怪我から復帰後も出場はルヴァン1試合とほぼ試合に絡めなかった。上下動を売りにするプレースタイル的にザーコのチョイスにはマッチしなかったように見える。起用方法からも移籍はやむおえず、シーズン終了後にはジェフユナイテッド市原・千葉へ完全移籍と発表された。

特別指定選手として一時チームに帯同していた常本はリーグ戦にも出場。短い時間の中でインパクトは残らなかったが、今後に期待したい選手だ。

左サイドバック・永戸が一歩リードしているが杉岡は巻き返せるか

左サイドバックはかなり序列がはっきりしていた。
ザーゴのファーストチョイスは永戸だ。キックのうまさはもちろん、守備にも奮闘していた。ボールを持っても落ち着いているのは、他の選手からしても心強いだろう。

鳴り物入りで加入した杉岡は目立った活躍できず、難しいシーズンになった。猛然と持ち上がってクロスという場面も少なく、組み立てには上手く関われないシーンが多かった。伊東同様チーム戦術によっては活躍できるはずだが、2021シーズンどうするのか気になる選手だ。

山本は怪我が多く、シーズン終盤まで試合に絡めなかった。新型コロナの影響で永戸、杉岡が出場できなくなると、スタメンに名を連ねるようになり、ベテランらしくいぶし銀の活躍を見せた。
鹿島サポーターからもさすが山本と称賛する声が多かった。
しかし、シーズン終了後に湘南ベルマーレへの完全移籍が発表された。

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MF ミッドフィルダー

所属選手

MF 4 レオ・シルバ
MF 6 永木 亮太
MF 7 ファン・アラーノ
MF 8 土居 聖真
MF 11 和泉 竜司
MF 20 三竿 健斗
MF 25 遠藤 康
MF 26 荒木 遼太郎
MF 27 松村 優太
MF 30 名古 新太郎 ※OUT(湘南ベルマーレにレンタル移籍/2021シーズンまで)
MF 37 小泉 慶
MF 41 白崎 凌兵
MF — 須藤 直輝 ※IN (昌平高校から加入)
MF — 小川 優介 ※IN (昌平高校から加入)
MF — 舩橋 佑 ※IN (鹿島ユースから昇格)

MF — アルトゥール カイキ ※IN (アル・シャバブ/サウジアラビア)から加入

レンタル中

MF — レアンドロ ※OUT(FC東京へ完全移籍)

ポイント

ボランチは三竿と誰が組むのか

ボランチの1枠は三竿で間違いない。シーズン序盤はザーゴのスタイルにハマっていない場面が見られた。(後ろ向きでボールを受けたときに持ってしまい、一度バックパスで抜けるというようなアクションがなかった)
しかし、シーズン中盤からフィットしはじめ、2020シーズンも欠かせない選手となった。

問題は三竿の相棒探しだろう。
サントス(ブラジル)からピトゥカという選手の獲得交渉をしていると報道があった。2020シーズンはレオ・シルバ、永木が起用されることの多かったが、補強ポイントとなっているのは間違いないだろう。
ちなみにピトゥカはサントスとの交渉がまとまらず、一度は撤退したが、リベルタドーレス杯決勝終了後に獲得が発表されるのではないかとの報道もある。

サイドハーフに新外国籍選手加入

もはや欠かせない選手となったのがファン・アラーノ。シーズン序盤まではボールを持ったときのクオリティの低さを指摘されることが多かった。
しかし、チームが即時奪回スタイルになると攻守に渡って切り替えの速さを生かして大活躍した。

アラーノが右に入ると和泉が左を務めることが多かった。
チーム事情で試合途中からサイドバックに入ることもあり、フル回転状態だった。

和泉がシーズン後半で負傷離脱するとシーズン終盤が土居が左サイドハーフを務めた。
これはザーゴがシステムを変えた影響で、元々4-4-1-1で下がり目のFW(トップ下ともいえる)に入っていた土居が、4-4-2に以降したことでサイドハーフに出た形だ。
気が利く土居はどこかに置いておきたいが、2021シーズンのシステムによっては人選も変わるかもしれない。

混戦の左サイドにはアル・シャバブ(サウジアラビア)からアルトゥール カイキが完全移籍で鹿島に加わった。

昨シーズンはクルゼイロ(ブラジル)にレンタルされていた選手で、フリーキックも蹴るテクニカルタイプのようだ。

白崎はなかなか試合に絡めない時期を脱出し、ザーコサッカーにマッチしはじめたところで負傷離脱してしまった。
頭が切れるプレイヤーでサイズもあるため、2021シーズンはどう絡んでくるのか楽しみだ。

ルーキーズの活躍にも触れたい。
荒木はシーズン当初から試合に絡んで、大いにサポーターを驚かせた。
ボールの扱いはもちろん、ハーフスペースの使い方がうまく、チームがビルドアップに困ったときの逃げ先となっていた。
冷静な振る舞いも見せ、いつ海外に行ってしまうのかやきもきする選手になった。

荒木の活躍からの少し遅れたものの、松村もインパクトを残した。
シーズン序盤はサイドでボールを受けて、スピードを生かしたドリブル突破というスタイルに見えたが、シーズン中盤からは積極的に中に入っていくプレーも見せた。

 FW フォワード

所属選手

FW   9 エヴェラウド
FW 15 伊藤 翔 ※OUT(横浜FCへ完全移籍)
FW 19 染野 唯月
FW 36 上田 綺世

レンタル中

FW — 垣田 裕暉 ※徳島ヴォルティスへのレンタル延長(2021シーズンまで)
FW — 有馬 幸太郎 ※栃木SCへのレンタル延長(2021シーズンまで)
FW — 山口一真 ※水戸ホーリーホックにレンタル(2020)→松本山雅へ完全移籍(2021)

ポイント

エヴェ上田は残留も選手層が薄めなFW

2020シーズン、鹿島アントラーズの主役は間違いなくエヴェラウドだ。
リーグ18ゴールで得点ランキング2位。1位のオルンガが突き抜けていたが、エヴェラウドも負けず劣らずリーグ屈指のFWだ。
強靭なフィジカルと強烈なシュートを持ちながらもチーム第一の選手で、インタビューから垣間見える真面目さも素晴らしい。
中国にも目をつけられていたようだが、鹿島の2021シーズン登録選手に含まれていた。これで一安心だ。

上田にもシーズン途中から巻き返してきた。
持ち前の裏抜け、ジャンプ力を生かしたヘディングなどストライカーとしての能力を発揮。リーグ戦10ゴールを達成した。
シーズン終盤に確立されたエヴェラウド・上田の2TOPは強烈で、相手チームにも脅威を与えるだろう。

レンタルバックするかと思われた垣田はレンタルを延長
ユースから昇格して2年目以降はずっとレンタルされており、2020シーズンは徳島ヴォルティスのJ2優勝に貢献。リーグ17ゴールを上げた。
清水エスパルスからオファーがあったと報道されたが、結果的には徳島でのプレーを選んだ。2021シーズンは鹿島と同じカテゴリーで戦うことになった。(鹿島との試合では出場NG契約)

山口もレンタルで加入した水戸ホーリーホックで活躍した。シーズン途中での大怪我もあり、2021シーズンはレンタルバックの可能性もあった。最終的には松本山雅に完全移籍することが発表された。

苦しいシーズンとなったのは伊藤翔だ。
スタメンで出たのは数えるほどで、ベンチを外れることも多かった。年明けに横浜FCへの完全移籍が発表された。

ルーキーの染野はルヴァンカップでゴールを決め、スタメン起用される試合もあった。シーズン終盤はベンチにも入らない時期が続き、やや不完全燃焼だった。代表合宿を怪我で離脱するなど、やや故障に泣かされた様子も。

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スタッフ

主な所属スタッフ

テクニカルディレクター ジーコ
監督 ザーゴ
コーチ パシェコ
コーチ 相馬 直樹
コーチ 熊谷 浩二
フィジカルコーチ ギリェルメ
テクニカルスタッフ ウェリントン
テクニカルスタッフ 有江 卓
GKコーチ 佐藤 洋平

選手動向まとめ

現時点【2021/1/18更新】で移籍が確定しているのは、以下の選手。

OUT (完全移籍・引退)

GK 21 曽ケ端 準 ※OUT(引退)
DF 16 山本 脩斗 ※OUT(湘南ベルマーレ)
DF 24 伊東 幸敏 ※OUT(ジェフユナイテッド市原・千葉)
MF — レアンドロ ※OUT(FC東京へ完全移籍)
FW — 山口一真 ※OUT(松本山雅へ完全移籍)
FW 15 伊藤 翔 ※OUT(横浜FCへ完全移籍)

OUT (レンタル)

DF 3 奈良 竜樹 ※アビスパ福岡に(2021シーズンまで)
DF — 小田 逸稀 ※ジェフユナイテッド市原・千葉(2021シーズンまで)
DF — 佐々木 翔悟 ※いわてグルージャ盛岡(2021シーズンまで)
MF — 名古 新太郎 ※湘南ベルマーレ(2021シーズンまで)
FW — 有馬 幸太郎 ※栃木SC(2021シーズンまで)
FW — 垣田 裕暉 ※徳島ヴォルティス(2021シーズンまで)

IN (完全移籍)

GK — 早川 友基 ※IN (明治大学)
DF — 常本 佳吾 ※IN (明治大学)
DF — 林 尚輝 ※IN (大阪体育大学)
MF — 須藤 直輝 ※IN (昌平高校)
MF — 小川 優介 ※IN (昌平高校)
MF — 舩橋 佑 ※IN (鹿島ユース)
MF — アルトゥール カイキ ※IN (アル・シャバブFC/サウジアラビア)から加入

ついにザーゴ体制2シーズン目となる2021シーズンはタイトル獲得のためにスタイルに合った選手を補強し、より強い鹿島アントラーズを見るのが楽しみだ。

ABOUT ME
えむ
えむ
鹿島アントラーズからサッカーを読み解く「蹴球鹿」の中の人です。 鹿島のレジェンド・相馬直樹選手を見てサッカーをはじめてからずっと鹿島アントラーズを応援しています。 学生時代のポジションは左サイドバック、ボランチ。 最近当ブログ記事の無断転載が増えています。ご遠慮ください。