2017年のリーグ後半から鹿島アントラーズのスタメンに定着した三竿健斗選手。
2017年末には日本代表に招集されるほどの選手になりました。
まだ知名度が低い選手なので、普段Jリーグを見ていない方からすると、三竿健斗選手って何がすごいの?と思ってしまいますよね。
今回は三竿健斗選手のプレースタイルや、なぜ鹿島アントラーズでスタメン出場を続けられるのかについて考えていきたいと思います。
目次
昌子源(鹿島アントラーズ)万能型センターバックとしてのプレースタイル
植田直通(鹿島アントラーズ)エアバトラーからスーパーなセンターバックへ【プレースタイル】
ゲームを作れるサイドバック・西大伍(鹿島アントラーズ)の魅力
三竿健斗選手のデータをチェック
名前:三竿 健斗(MISAO KENTO)
ポジション:MF / DF
身長/体重:181cm / 73kg
生年月日:1996/04/16
利き足:右
所属:東京ヴェルディ(2015)→鹿島アントラーズ(2016-)
明るく茶目っ気のある性格で、みんなに愛される選手です。
実の兄である三竿雄斗選手も2017年から鹿島アントラーズに所属しています。
三竿健斗選手のポジション
三竿健斗選手の基本ポジションはボランチです。
チーム事情によりセンターバックに入ることもあります。
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三竿健斗選手のプレースタイル
アンカータイプのボランチで、主に守備面でチームに貢献します。
最近では豊富な運動量をいかして、前線に攻め上がりチャンスに絡むプレーを出てきました。
◎高い守備力
センターバックを任されることもあり、ディフェンス能力は高いです。
ボールを奪いきるだけではなく、空いているスペースを埋めることや、味方が上がった後のカバーリングも得意としています。
敵がパスを出しやすい状況にさせて、パスが出てきたところをカットするインターセプトも見せます。
総合的な守備力を持つ選手です。
◎声で選手を動かせる
ボランチを主戦場としているのであれば、声が出せることは大きなアドバンテージになります。
チームを鼓舞するのはもちろん、後ろから的確な指示を出して、守備陣形を整えるのも大切なプレーの一つです。
三竿健斗選手は常に声を出せる選手です。
ボランチに声が出せる選手がいるとディフェンスの考えとオフェンスの考えを合わせることもできます。
たとえば、試合の終盤に1-0で勝っている場合、ディフェンスは守りきりたい、オフェンスはもう1点取りたい。
このような思考になってしまうとチームの陣形が伸びてしまい、相手が自由にプレーできるスペースを与えてしまいます。
そんなときに、ディフェンスの考えをボランチがオフェンス側に伝えることで、チームの連携が保たれます。
◎鋭い縦パス
インターセプト後に素早く前にボールを出せるのも三竿健斗選手の特徴です。
躊躇なく速いパスを出せるので、相手が反応する時間も短くなり、対応がしにくくなります。
実際に三竿健斗選手の縦パスから生まれたゴールを紹介します。
🎦 ゴール動画
🏆 明治安田生命J1リーグ 第29節
🆚 鹿島 vs 広島
🔢 1-0
⌚ 30分
⚽ 土居 聖真(鹿島) #Jリーグ
その他の動画はこちら👇 https://t.co/ci219LvEie pic.twitter.com/AOXd9ishil— Jリーグ (@J_League) 2017年10月14日
🎦 ゴール動画
🏆 明治安田生命J1リーグ 第26節
🆚 新潟vs鹿島
🔢 2-3
⌚ 81分
⚽ レアンドロ(鹿島) #Jリーグ
その他の動画はこちら👇 https://t.co/3jbfnWNlY5 pic.twitter.com/JewcVQNXKW— Jリーグ (@J_League) 2017年9月16日
△ミドルシュートの精度
最近の試合ではミドルシュートを打つ場面も見られますが、枠から大きく外れることも多いです。
ミドルシュートが枠内に飛ぶようになれば、相手にとっては脅威になること間違いなしです。
2017年の札幌戦でJ初ゴールを決めましたが、この試合ではいいミドルシュートを打っていました。GKに防がれましたが…。
△ゲームを読む力
三竿健斗選手の課題としてあげられるのが、ゲームを読む力です。
今は縦パスを急いて入れるタイミングなのか?横パスで時間を使いつつ、相手の隙をつこう。などのゲームコントロールできるようになると、弱点のないスーパーボランチ三竿健斗が誕生するのではないでしょうか?
なぜ三竿健斗選手が鹿島アントラーズのスタメンなのか
鹿島アントラーズに所属しているボランチの選手は、三竿健斗選手のほかにも、代表経験者の小笠原満男選手、永木亮太選手もいますし、レオシルバ選手もいます。
今シーズンは主にこの4人がスタメン争いをしています。
名手ぞろいのボランチで、なぜ三竿健斗選手がスタメンに選ばれるのでしょうか?
理由:バイタルエリアを一人でカバーできる
今シーズン石井監督時代の鹿島アントラーズは、ボランチのスタメンとして小笠原選手、レオシルバ選手、永木選手をローテーションで起用していました。
その中で発生した問題が、ディフェンス時にバイタルエリアがぽっかりと空いてしまうことです。
特にレオシルバ選手と永木選手は人につくタイプの守備をするため、一気に2人で相手にプレスをかけにいってしまい、かわされてピンチになる事がありました。
三竿健斗選手の場合は守備力も高く、状況によって自分が人にいくのか、声で味方に指示を出してプレスをかけさせ、自分は空いているエリアを埋めるかという判断ができるので、不必要にバイタルエリアが空くことも少ないです。
三竿健斗選手の起用によって鹿島の守備が安定し、スタメンに必要不可欠な存在になりました。
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まとめ
ついに頭角をあらわしてきた三竿健斗選手を紹介しました。
三竿健斗選手のプレースタイルをまとめると…
- 高い守備力を生かしたアンカータイプのボランチ
- 積極的に声が出せ、鋭い縦パスも魅力
- 課題はミドルシュートの精度とゲームを読む力
いまや鹿島アントラーズに欠かせない選手となった三竿健斗選手。
これからの活躍に期待ですよ!
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