大迫勇也選手は鹿島アントラーズからTSV1860ミュンヘンに加入して以降、ドイツ・ブンデスリーガのクラブを渡り歩いている。
ストライカーとしてもポストプレーヤーとしても優秀な大迫選手はどのクラブでも重用されてきた。
この記事では、大迫勇也選手のこれまでのキャリアや、プレースタイルを紹介する。
目次
大迫勇也選手のプロフィール
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- 名前:大迫 勇也(おおさこ ゆうや)
- ポジション:FW
- 身長/体重:183cm / 73kg
- 生年月日:1990/5/18
- 利き足:右
大迫勇也選手のキャリア(経歴・所属クラブ)
[timeline title=”大迫勇也選手のキャリア”]
[ti label=”2006~2009″ title=”鹿児島城西高校”]
鹿児島育英館中学校から鹿児島城西高校に進学。
エースFWとして活躍。
3年生のときに出場した高校サッカー選手権では10得点を記録。大会の最多得点記録を樹立して得点王となった。
この時に対戦相手が発した「大迫、半端ないって」が話題に。
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[ti label=”2009~2013″ title=”鹿島アントラーズ”]
大きな期待を背負って鹿島アントラーズに加入。
ルーキーイヤーからチャンスを掴み、ゼロックス杯で初出場すると、ACL初戦にスタメン起用され早速ゴールを決めた。
その後は田代有三氏(引退)、興梠慎三選手(現・浦和レッズ)など日本代表候補とレギュラー争いを経て不動のポジンションを確保した。
2012年のロンドンオリンピック日本代表では選外となった。
予選ではレギュラーとしてプレーしていただけに落胆は大きかったが、これをきっかけに大迫選手は急成長を見せた。
2013年にはリーグ19得点を記録。
ゴールを決めるのも大迫、ラストパスを出すのも大迫、守備をするのも大迫という状態で、鹿島アントラーズは戦術大迫状態だった。
リーグ最終戦では気持ちが入るあまり、イエローカード2枚で初の退場となった。
試合後の俯いた姿は痛々しいほどで、鹿島アントラーズでの最後の試合は悔いの残るものになった。
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[ti label=”2014″ title=”TSV1860ミュンヘン”]
ドイツ2部(当時)のTSV1860ミュンヘンに完全移籍。
移籍直後からチャンスを得て、半年間で6ゴールを記録。個人昇格を勝ち取る。[/ti]
[ti label=”2014~2018″ title=”1.FCケルン”]
TSV1860ミュンヘンでの活躍を評価され、ドイツ1部(当時)の1.FCケルンに完全移籍。
ペーター・シュテーガー監督からユーティリティ性を評価され、FWのみならずサイドハーフやトップ下、果てはボランチまでさまざまなポジションで起用された。
この起用はどのポジションでも問題なくプレーできてしまう大迫選手の器用さによるものだった。
2016-17シーズンは2トップの一角として躍動。相棒のアントニー・モデストといいコンビネーションを見せ、得意のポストプレーでチームに貢献し、多くの得点に絡んだ。
2017-18シーズンにはELに出場したものの、モデストが移籍した影響からケルンはリーグでも不振を極めシュテーガー監督を解任。チームはリーグ2部に降格となった。
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[ti label=”2018~” title=”ヴェルダー・ブレーメン”]
ドイツ1部のヴェルダー・ブレーメンに完全移籍。
コーフェルト監督から獲得にあたり、重要な選手と評価された。
移籍発表後には2度目となるW杯日本代表に選出され、1ゴールを記録した。
シーズンが始まるとレギュラーとしてプレーし、前半戦で4ゴールを記録した。
アジアカップの日本代表に選出されたが、大会途中に負傷。負傷を抱えた状態でブレーメンに戻った。怪我の影響でプレーできない時間が続いたが、復帰初戦でアシストを記録。存在感を見せた。
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大迫勇也選手のプレースタイル
メインポジションはFW。
FW以外にもウイングなどのサイドや、トップ下として起用されることがある。
どのポジションでも器用にこなせる実力を持っており、ケルン時代はてボランチとしてプレーすることもあった。
総合力の高い万能型のFWだ。ゴールを狙うストライカーとしても、攻撃の起点となるポストプレーヤーとしても高いレベルでプレーができる。
安定感のあるポストプレー
大迫勇也選手が一番得意としているのが相手を背負った状態でも安定しているポストプレーだ。
海外の屈強なセンターバック相手にも体を当てて、味方にパスを出したり、ボールをキープしたりすることでチームが前を向いてプレーできるようになる。
日本人が海外でプレーすると潰されてしまう場面が多いが、大迫勇也選手は潰されることなくプレーできるため、ボールの預けどころになっている。
豪快なシュート
RBライプツィヒとは3試合行いましたが、サコは全試合でゴールを挙げています。日曜日にはこの記録を続けてほしいです!#FCケルン #大迫勇也 #RBLKOE pic.twitter.com/66ZnX04V6c
— 1. FC ケルン (@fckoeln_jp) 2018年2月23日
豪快なシュートでゴールを奪えるのも大迫勇也選手の魅力だ。
至近距離からもニアをぶち抜くシュートが打てる。
パワーを活かしたミドルシュートを決めることもあり、シュートレンジが広い。
⚽️ #大迫勇也 のベストゴールTOP5⃣
大迫選手がこれまでに #ブンデスリーガ で放った1⃣8⃣本の半端ない得点シーンから、ベストゴール厳選5⃣本をご紹介します😎👍
㊗️フットボーラー・オブ・ザ・イヤー2018@werderbremen_jp @fckoeln_jp #Osako #Werder pic.twitter.com/sEAC92tQmP— ブンデスリーガ 日本語版 (@Bundesliga_JP) 2019年2月19日
両足とも遜色なく使える技術
大迫勇也選手の利き足は右足だが、左足の精度も高く両利きと言えるレベルだ。
パスの技術も高く、視野が広いため味方をアシストしたり、一度低い位置でボールをさばいてから前線に上がっていくことも多い。
その器用さゆえに低いポジションで使われてしまうことも……。
まとめ
- FWに求められる能力を持った万能型FW
- 海外のディフェンダーを物ともしないポストプレー
- 両足を遜色なく使え、視野の広さや、パス技術もある
大迫勇也選手が高校から鹿島アントラーズに入団した当初はヘディングを苦手としていたの懐かしい。
今では安定したポストプレーやヘディングでのゴールなどをよく見るようになった。
ブンデスリーガでも2桁得点ができるようになれば本当にパーフェクトなFWになれるはずだ。
エゴイスティックにゴールを狙う大迫選手をもっと見たい。