こんにちは!えむ (@shukyu_jika)です。
前半から試合を支配していたシャルケですが、ヘルタ・原口の退場で、より有利になりました。
きっちり勝利しつつ、レーゼとシェプフを使えたことは今後プラスになるはずです。
それではこの試合のフォーメーションと得点状況を中心に振り返っていきたいと思います。
目次
フォーメーション&スタメン
フォーメーション

ヘルタ スタメン
システム:4-2-3-1
GK 22 ヤーシュタイン
DF 2 ペカリーク 5 シュタルク 4 レキク 21プラッテンハルト
MF 6 ダリダ 3 シュルブレッド 23 ヴァイザー 10 ドゥダ 24 原口
FW 8 カル―
シャルケ スタメン
システム:3-5-2
GK 1 フェアマン
DF 17 スタンブリ 29 ナウド 20 ケーラー
MF 7 マイヤー 18 カリジュリ 24 オツィプカ 8 ゴレツカ 25 アリ
FW 9 ディ・サント 19 ブルクシュタラー
前半
アンカーに入ったマイヤーがゲームをコントロール
テデスコ監督の勝負の布陣となった、マイヤーのアンカー起用。
マイヤーが中盤の底にいる事により、ゴレツカが必要以上に低い位置まで下がる事なく、スムーズにボールが回りますね。
特に、大外でフリーになったカリジュリに通した、ロングボールは見事でした。
カリジュリのコントロールが上手くいけば1点ものでしたね。
しかし、ディフェンスになると簡単に振り切られる場面もあり、課題も感じました。
両チームとも決定的なシーンは生まれず
試合はシャルケがボールを持つ時間が多かったですが、ヘルタも自陣に引いて対応していたため、攻めあぐねる展開になりました。
スペースを作れた時も、パスミスでチャンスをふいにしてしまった場面も多かったです。
エリア内でブルクシュタラーがボールを受ける機会が2回ほどありましたが、いずれもゴールに背を向けた状態でしたので決定的なチャンスというほどではありませんでした。
一方のヘルタは、ボールを持った時もシャルケディフェンスの距離感が良いので、ボールを回す事もままならないような状況でした。
原口が退場!ヘルタはかなり厳しい状況に
このまま終わるかに見えた前半終了間際。ボールを失った原口が取り返すため、ブルクシュタラーにスライディング。
ブルクシュタラーの足首に原口のスパイクの裏がガッツリ入り、レッドカード。原口は退場になりました。
原口は、前半を通してカリジュリと激しくやりあっていましたから、フラストレーションが溜まっていたのかもしれませんが、それをファールという形で出してしまうのはよくありません。
ブルクシュタラーにケガがなくて、本当によかったです。
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後半
【ヘルタ】原口の退場により2人交代に

46分 OUT:8 カルー → IN:27 ゼルケ
46分 OUT:10 ドゥダ → IN:11 レッキー
原口の退場を受けて、ヘルタは2枚交代します。
トップで待つもののボールが入らず、孤立していたカル―を下げて、ゼルケを投入。
原口が抜けた左サイドにはレッキーを投入、トップ下のドゥダが下がりました。
これにより、ヘルタのシステムは4-2-2-1のような形に。
【シャルケ/ゴール】アリがドリブルでエリア内に侵入しPKゲット ゴレツカが決める

54分 ゴレツカ (PK)
くさびのボールをカットしたナウド、そのこぼれ球を拾ったマイヤーから左サイドに開いたケーラーへパス。
①ケーラーから前方のアリへパス。
②アリは、さらに前方に走りこんだオツィプカにヒールパス。そのまま、中にラン。
③左サイドをドリブルで進んだオツィプカから、中のアリにパス。
④アリはペナ角からゴールに向かってドリブル。その後ろからダリダがプレス。ボールを取ろうとした足で、アリの足を踏んでしまい、PK。
引いてきたアリにペカリークがついてきた事で、左奥にスペースが生まれました。そこをしっかり活用できたところにアリの個人技でPKゲット。いい崩しでした。
このPKをゴレツカが左に蹴ってゴールになりましたが、ヤーシュタインがしっかり触っていましたので、危なかったです。
【ヘルタ】活路が見出せずラザロを投入【シャルケ】コノプリャンカを投入

65分 OUT:23 ヴァイザー → IN:20 ラザロ
この試合でほとんど見せ場のないヘルタは、ヴァイザーを下げて、ラザロを投入。サイドから仕掛けていく意図を示します。
67分 OUT:25 アリ → IN:11 コノプリャンカ
シャルケは殊勲のアリを下げて、コノプリャンカを投入。
コノプリャンカは、オフェンシブハーフでもプレーできると証明すれば、システムが変わっても引き続きチャンスがもらえそうです。
【シャルケ/ゴール】ナウドのスルーパスをブルクシュタラーがキッチリ決めて追加点をゲット

78分 ブルクシュタラー
シャルケが獲得したCKの流れで、クリアされたボールをスタンブリがダイレクトで左にロングボールを出します。
①このロングボールをディ・サントがヘッドで中へ折り返しますが、レキクに回収されます。
②レキクがボールを持ったところでブルクシュタラーが後ろからボールをつつき、こぼれ球がナウドへ。
③ナウドは裏に走り出したブルクシュタラーへ縦パス。
④このボールを受けたブルクシュタラーは右にドリブルしながらキーパーをかわして、シュート。これが決まって2-0。
ブルクシュタラーが諦めず、チェイスにいったところと、ナウドのスルーパスがキレイでした。
こういうところをしっかり決められるブルクシュタラーは、今年もエースとなってくれるでしょうか?
【シャルケ】レーゼとケガ明けのシェプフを投入

81分 OUT:19 ブルクシュタラー → IN:16 レーゼ
87分 OUT:7 マイヤー → IN:28 シェプフ
2点目が取れたことで、余裕が出てきたシャルケは、若手のレーゼを投入。しっかり結果を残したブルクシュタラーはここで下がりました。
続けて、ケガ明けのシェプフも投入。慣れないポジションで奮闘したマイヤーが交代。
ゴレツカがアンカーに落ちて、シェプフは右のオフェンシブハーフに入りました。
時間が短かったため、2人は特に見せ場はなし。
試合終了 ヘルタ・ベルリン 0-2 シャルケ
原口の退場でゲームプランが崩れたヘルタとキッチリ勝ち切ったシャルケ
シャルケペースで始まったこの試合は、終始そのままの試合展開で、シャルケが順当に勝利しました。
原口の退場がなければ、後半から選手の距離感が開いてきたシャルケ相手にカウンターで一撃という可能性もあったヘルタ。
結局、人数が少ないことも影響して、後半も全体が引いてしまい、最後まで見せ場を作れませんでした。
シャルケとしては、終盤にレーゼとシェプフを実践投入できたので、よかったですが、ヘルタとしては悔いの残る一戦になってしまったのではないでしょうか?
シャルケの次戦はマインツです。このマインツ戦からポカールを挟んでヴォルフスブルク戦まで3連戦になります。
3連戦の初戦を勝利でスタートできるように期待しましょう!
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